オリンパス OM-D 2015年版ベスト・バイはどれだ!《第二弾》 [カメラ]
さて、前回第一弾記事を書いた後に、OM-D E-M10 markⅡが発表となるという罠を食らってしまい、比較対象を買えなくてはいけないことに・・・。うう、大変だ。
By Robert S. Donovan from Adams, NY, USA (OM-D) [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
今回からより具体的な内容を見て行きたいと思う。
まずはセンサーや画像エンジンまわりについてチェックしていこう。
ちなみに今回は、E-M1、E-M5 MarkⅡ、E-M10 MarkⅡの3機種チェックにする。
E-M10とE-M10 MarkⅡ は別扱いにしようと思う。
まずは単純にセンサー仕様を表でまとめて見よう。
機種名 | 型式 | 有効画素数 | 総画素数 |
---|---|---|---|
E-M1 | 4/3型 LiveMOSセンサー | 約1628万画素 | 約1685万画素 |
E-M5 MarkⅡ | 4/3型 LiveMOSセンサー | 約1605万画素 | 約1720万画素 |
E-M10 MarkⅡ | 4/3型 LiveMOSセンサー | 数1605万画素 | 約1720万画素 |
E-M1だけがスペックが若干異なっている。
E-M1のセンサーはパナソニック製と言われており、また他2機種と異なり像面位相差センサーが搭載されているものだ。
E-M5とE-M10は画素数は完全に同じなので、同じものであると断定しても良さそうだ。
おそらくこちらはソニー製ではないか。
では、センサーの性能はどの程度なのだろうか。DxO Markが発表した値をDigicame Infoさんがまとめてくれている。
E-M5 MarkⅡリリース時点の情報であるが、E-M10も同スペックと考えて良いだろう。
DxOMark にオリンパスE-M5 Mark II のセンサースコアが掲載 - デジカメinfo
こちらの情報によれば、”スコア”についてはE-M1とE-M5 markⅡは同じ値。
ダイナミックレンジはE-M1が少し優位、ISO感度耐性についてはE-M5 MarkⅡのほうが優位という状況だ。
しかし、いずれの項目にしてもその差は1/3段もない程度の小さな差異。
「結局どの機種を購入しても、画質についてはほぼ変わらん。」といえる。
(画像処理センサーもすべてTruepicⅦで同等だしね。)
E-M1とEM-5 MarkⅡでの大きな差異は「位相差センサーの搭載」がポイントである。
位相差センサーが搭載されることで、フォーサーズ用の高性能レンズが利用できることがE-M1の最大の売りである。
しかしながら、マイクロフォーサーズ用でも同等の高性能レンズがリリースされ始めていることから、
すでに多くのフォーサーズマウントを持っているユーザー以外には訴求点がない。
その辺りはAF周りの記事としてまとめたい。
風景で少しでもダイナミックレンジを稼ぎたい!!ということであれば、E-M1のほうが優位であるが、
先でも述べたように1/3弱であるとそれほどの効果はなような気がする(どうせ、狭い・・・)
今回はセンサーのみの比較なので、それ以外の理由でE-M1を選ぶ理由というのはあるだろう。
その辺りは次回以降のお楽しみにしていただきたい。
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