今回はOM-Dに限らず、オリンパスのミラーレス一眼カメラのラインナップの確認をしてみたい。


OM-D E-M1&PEN E-P5 / TAKUMA KIMURA

 

OM-DシリーズとPENシリーズ

2015年7月現在、オリンパスのミラーレス一眼ラインナップは2系統、9機種が現行製品として販売されている。
OM-Dシリーズ4機種、PENシリーズ5機種となる。なんと、PENシリーズは過去のモデルが未だに現行製品として販売されている。もう、何年前の機種だ？

OM-Dシリーズ

• E-M1
• E-M5 markⅱ
• E-M5
• E-M10

OM-Dシリーズは、EVF搭載し、一眼レフの小型化ニーズを拾うポジションのシリーズだ。 ハイエンドからエントリーまでわかりやすいラインナップ。E-M5の後継機種であるmarkⅱが発売されたが、しばらく併売という形のようだ。在庫が片付くまでかも知れないし、markⅱ未満、E-M10以上というポジションを与えるつもりなのかもしれない。

PENシリーズ

• E-P5
• E-PL7
• E-PL6
• E-PL5
• E-PM2

一方で、PENシリーズは若干混乱気味だ。ハイエンドになるE-P5はいいとして、PLシリーズが3機種もラインナップされている。これら3機種は古い順に5、6、7となっているが、旧機種をかなりの長期間併売していることになる。さらに、PMシリーズの型番は2で、相当古い世代のカメラだ。

ここからPENシリーズは、投資回収が完了した旧機種を継続販売する事で価格を抑えライトユーザーの取り込みを図っているということがわかる。

あなたはOM-DとPENどちら向きか

まず、OM-DとPENの最大の違いであるEVFをどう考えるかだ。ファインダーを覗く、いわゆる一眼レフスタイルで写真を撮りたいならOM-Dシリーズだし、逆に背面モニターで気楽に撮れるものが良いというのならば、EVFがなく軽量コンパクトなPENシリーズがベストだろう。

初めてレンズ交換式のカメラに手を出すというのであれば、よっぽど最初から気合いを入れるつもりでなければ、PENの旧機種ラインナップがお手頃で良さそうだ。

PL6であれば、センサー性能も最新の機種に近いので画質的にも良いだろう。まずは、ダブルズームキットでデビュー、そこから明るい単焦点レンズに手を出してみたり、超広角なんかに手を出してみると写真を撮る楽しみを味わっていけるだろう。

写真はカメラでも変わるが、結構レンズによって影響を受ける部分もある。マイクロフォーサーズレンズは、高性能ながら比較的手頃な値段で買えるレンズが多い。

レンズを変えて写真を楽しむのであれば、ぜひ安いボディで初めて、余ったお金をレンズに回してみてほしい。

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